セットプレスの電源を入れ、軸を原点復帰へ。
今回は、FB4×20(フラットバー幅20mm、板厚4mm、ステンレス材)の
丸穴あけ2ケ所です。
初めにデータ入力設定。
FB L=390mmの中心1点と片側10mmの所に1カ所。
① ヨコX軸、タテY軸に数値入力。1回目片側穴X380、Y10。
2回目センター穴X195、Y10。
データ入力終了。枚数入力。
② 次に金型上型と下型の取付。穴径3.65の丸穴をあけます。板厚がt=4mmの為、
上型3.65、下型7.2。 板厚が厚い為クリアランスを考慮し、下型を決定します。
データ入力、型の取付が終了しましたので、FBをバッグゲージ基準へ置いて
穴あけ開始です。板厚が厚い為、潤滑油を塗ります。
③ 1つ目穴あけ後、寸法、穴径、バリ有無を確認。良ければ2回目穴あけです。
同様に確認。適正です。
④ それでは、量産スタートです。
セットプレスの作業工程を順に記してみました。
こちらの部品は、病院向け院内で使用後の医療品を破棄するボックスフタ開閉足踏ペダルです。
ペダルの動作支点の穴をあけました。量産後、足踏板溶接の為、次工程へ渡します。
セットプレスで注意している事は、お客様図面指定寸法はもちろん、材料破棄、
型を破損させないよう板厚による上下型のクリアランスに注意しています。
弊社では、プレス、レーザー複合機、ベンダー、溶接(Yag・Tig・スポット)、
熱処理、設計、組立梱包と一連工程をご覧頂けますので、ぜひ工場見学して頂ければと思います。
田巻