ベンダー作業において直角曲げ、角度曲げ、R曲げなど品物によって様々な曲げ加工があります。
板厚や曲げたい形状によって金型の種類も多種多様です。
その中でもR曲げは作業者を悩ませてくれます。
普通の直角曲げであれば板厚に対して下型のV溝の幅で対応できます。
ですがR曲げはそうはいきません。
上下の金型が指定されたRの数値に合っていなければそのカタチ(Rサイズ)にならないからです。
写真の物はR曲げ(U字)を曲げる金型です。
当社には図面で指定されたRサイズの金型が無く、手持ちの金型であれこれ試してはみましたが思うようにいかず・・・
そこで簡単な作りではありますがLアングルと丸棒を使い自作しました。
金型屋さんに頼めば間違いなく良いものが出来上がってきますが、それなりに費用もかかります。
自社で行えば「ここをもう何ミリ調整して」といった細工も思うように出来ますし、何より道具を作っている時に
あれこれ考えてる時間が楽しかったりもします。
あまり凝り過ぎると時間が大変なことになっていたりもしますが(汗
製造1課 K@TO